「売り出し方をつくる」

心理士のコウスケです。

夏が近づく

いつものこの時期には
ツツジが咲き、根津神社ではツツジ祭りが
行われている。

ツツジはとても好きな花で
一つひとつがすごい華やかな
わけではないけれども、
小学生の頃に道端のツツジを見つけては
花の元から蜜を吸っていた。

眺めるだけの花とは違い
実際に触って、とても近くて、
花の美しさ以上に温かさを感じる花だ。

ツツジがいなくなってしまう頃に
夏が起き始める。
今年はもうそんな季節がすぐそこにきていた。
大きな暖簾をくぐり、久しぶりに定食屋の扉を開ける。
飲食店は最近の影響もあってより暇になていた。
いつもと反対側のせきにアコウダイのおじさんがいた。

「おう！久しぶりだな！また海か？はっ！」
おじさんはいつもの酔ったまま話しかけてくれた。
「オレはさ、白浜でいつも黒鯛釣り上げたんだよ！」
自慢げに話しながら酒をすすめている。
僕は久しぶりで嬉しい気持ちを出しながら
アコウダイのおじさんに話しかけた。
「おじさん釣りするんですね！ここではアコウダイを
食べるけど、黒鯛を釣っていたなんて！」
アコウダイのおじさんは照れながら
自慢げに話を続ける
「なんだっけ？あの噛み付く奴？・・・・」
１.２分時間が止まる。
「おっ！ウツボ！ウツボな！！」
「あれが出てきたら、竿のケツでこう、こう叩くんだよ笑」
アコウダイのおじさんのジェスチャーが勢いを増す中に
タクシーのおじさんが現れた。

「なんだかおっかねー話をしてますね笑
竿のケツで何叩いてんだよ、まったく笑」
この場を一瞬にして和ます能力はタクシーのおじさんの潜在能力！
タクシーのおじさんは席につくなり話し始めた。
「今、雷門まで行けたからいいけど、
朝のあれなかったら、今メシは食えないね笑
あと３時間で終わりだし、オレもダメだよ」
女将さんが苦い顔をしながらお茶を差し出す。
「まー仕方ないですよね！こんな時期だし
みんないつまでかわかんないから楽しく過ごしましょ！」
と僕はおじさんに伝えた。
「いつまでっていったらさ！！TVよ！
うちのTVが音しか出なくてね、時間が見えないの！
困るよありゃ〜TVが音だけって深夜には不気味なの！」
みんな笑いながら話を聞いた。

タクシーのおじさんは話を続ける。
「深夜の朝方はさライトが眩しいだろ？
だからTVがちょうどいいんだよ」
うなずきながら僕も続いた。
「わかります３時や４時だとTVが
ちょうどいいですよね！」
「そうなの！だから息子にどうやって買うか
聞いたら、お父さんそれ寿命だね。
なんていうからさ、オレのことかこと思って
朝からドキってしちゃったよ笑はは」

とこんな毎日を送る僕。
海が多くなった年を迎えていますが、
どこか忘れられない夏が来そうに
感じています。

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心の解説者®︎・構成ライター　平山　紘介

心の解説者®︎・構成ライター・ポジティブ心理・講師・売り出し方・コーチング・平山　紘介　コウスケさん